いちごの品種

【ゆうべに】はどんな苺? 特徴、産地、名前の由来は?

『ゆうべに』はどんな苺でしょうか?
特徴や、主な産地、名前の由来などをご紹介します。

『ゆうべに』の特徴。甘酸のバランス&みずみずしさと芳醇な香り

『ゆうべに』の特徴は、大きめの比較的整ったキレイな円錐形で、光沢のある鮮紅色で、果肉の中まで赤色。果汁たっぷりで瑞々しく、食感はしっかりめ。酸味はやや控えめながら甘味と酸味のバランスがよく、芳醇な香りも特徴のひとつです。

見た目 大きめの整ったキレイな円錐形。光沢のある鮮やかな赤色。
食感 ややしっかりとした、果汁たっぷりで瑞々しい食感。
味わい 甘みと酸味のバランスよく、濃厚な味わい。
価格・値段

イチゴ(15)イヤー誕生の熊本県オリジナルいちご

『ゆうべに』は、100年に一度の2015(15=イチゴ)年に誕生、熊本県生れの苺です。
「07-13-1」と、「かおり野」の交配により生まれました。

育成場所は、熊本県農業研究センター。
デビューは2015年ですが、品種登録されたのは2017年

熊本県産で有名ないちご「ひのしずく」の12月の収穫量が少なさ、果皮がやわらかくて輸送性の低さなどの弱点を。補うように開発。
「ひのしずく」と「さがほのか」の系統を受け継いだ「07-13-1」の品質のよさと、病気に強い品種「かおり野」の特性を併せ持っています。

品種名 熊本VS03(愛称:ゆうべに)
品種登録 2017年
育成場所 熊本県
系統 「07-13-1」「かおり野」

『ゆうべに』の産地はどこ?

『ゆうべに』の主な産地は、生まれ故郷の熊本県
ゆうべには熊本県のオリジナル品種で、現在熊本県でのみ栽培出荷されています。

『ゆうべに』の由来は、

ゆうべにという名前の由来は、
熊本の熊の音読みを取り入れて「ゆう」、イチゴの紅色から「べに」、をあわせて「ゆうべに」。

果実の赤色や女性の口紅や頬紅の色、そしてクリスマスを華やかに彩るイチゴ、という華やかさと上品さのイメージから。
一般公募全国5178件のから選ばれた名前です。

『ゆうべに』の旬はいつ? 11月〜5月頃!

『ゆうべに』は11月半ばから収穫が始まり、クリスマスに向けて12月頃~収穫が増えていきます。
最盛期は12月中旬から翌3月頃までですが、5月ごろまで収穫できるようです。

12月中頃から本格的な収穫期になるので、クリスマスシーズンは「ゆうべに」を使ったクリスマスケーキが増えていきそうですね。

『ゆうべに』のおすすめの食べ方。そのままでもパフェやケーキにも。

『ゆうべに』のおすすめの食べ方は、生食。甘酸のバランス、特に甘みが強くジューシーなので、芳醇な香りと共にも楽しめます。

形がよく、果肉の色まで鮮やかな赤色が美しいので、ショートケーキやパフェなどのデコレーションにもいいかも。いちご少なめの12月から出荷が豊富なのでクリスマスケーキ作りにも最適です。

熊本を代表する甘くてみずみずしい、美しい赤紅色の『ゆうべに』
味わってみては。

今日も美味しいイチゴを食べてパラダイス!