いちごの品種

【さちのか】はどんな苺? 特徴、産地、名前の由来は?

『さちのか』はどんな苺でしょうか?
特徴や、主な産地、名前の由来などをご紹介します。

『さちのか』の特徴。赤色が濃く、酸味穏やか!

『さちのか』の特徴は、やや大きめの長円錐形で、果皮は光沢のある濃い赤色、果肉は淡紅色、果心も淡赤色。酸味が穏やかで甘みとのバランスも良く、香りも華やかです。果肉は硬めで、輸送性と日持ち性に優れています。
他のイチゴに比べて、ビタミンCが多く含まれている(100g当たり約80mg)とされ、栄養面でメリットも。

見た目 やや大きめの長円錐形。光沢のある濃い赤色。
食感 硬めでしっかり。
味わい 香り華やか、酸味は穏やかで甘みとのバランスがよい。
価格・値段 普通

福岡県生れ西日本を中心に、全国的にも知名度のある『さちのか』

『さちのか』は、福岡県生れの苺です。
品種「とよのか」に「アイベリー」の交配により生まれました。

育成場所は、福岡県の旧農林水産省野菜・茶業試験場久留米支場(現:農研機構九州沖縄農業研究センター)。2000年に品種登録されています。

「とよのか」の食味と香りがよいところと、「アイベリー」の果実が大きくて着色のよいところを引き継きながら、輸送性と日持ち性に優れたしっかりとした食感が加わっています。

品種名 さちのか
品種登録 2000年
育成場所 福岡県
系統 「とよのか」「アイベリー」

『さちのか』の産地はどこ?

『さちのか』の主な産地は、長崎県、佐賀県など。

長崎県や佐賀県など西日本が中心ではありますが、千葉や日本各地でも栽培されており、市場でも見かける全国的に知名度の高い品種の一つ。

『さちのか』の由来は、

さちのかという名前の由来は、生産者にも食べる人にも、「幸あれ」という意味が込められています。
「幸の香」と漢字表記されることもあるそう。

『さちのか』の旬はいつ? 2月~3月頃!

『さちのか』は12月頃~5月初頃に店頭に並びます。
中でも、2月~3月が旬の時期です。

『さちのか』のおすすめの食べ方。そのままでも、スイーツやジャムでも◎

『さちのか』のおすすめの食べ方は、やっぱりそのまま生食。
濃厚な赤色、果肉も淡紅色なので、ジャムやピューレにすると綺麗な濃い色に。また、ケーキやタルトなどにも色合いが美しく、果肉もしっかりなの飾り付けもきれいに仕上がるのでおすすめ。

赤色が濃く、ビタミンCも豊富な『さちのか』
味わってみては。

今日も美味しいイチゴを食べてパラダイス!