西日本ではおなじみのイチゴ『とよのか(豊の香)』はどんな苺でしょうか?
特徴や、主な産地、名前の由来などをご紹介します。
Menu
『とよのか』の特徴。香りがしっかり!
『とよのか』の特徴は、見た目は大きめで、鮮やかな赤色、表面に凹凸があるものがあります。
『豊の香』とも表記されるだけあって香りがとても豊かです。酸味と甘みのバランスがよく、ジューシーですが、『あまおう』と比べると酸味があります。
見た目 | 円錐形で大きめ、鮮やかま赤色、表面に凸凹あり。果肉は白っぽい |
---|---|
重さ | 20〜40g程度 |
食感 | やわらかめ、果汁多めでジュシー |
味わい | 香り豊か、酸味と甘みのバランスがいい |
価格・値段 | 普通 |
西の横綱『とよのか』。90年代西日本で一番生産された苺
『とよのか』は、福岡県生れの苺です。
品種「ひみこ」と「はるのか」の交配により生まれました。
育成場所は、福岡県の農林水産省野菜・茶業試験場久留米支場(現:農研機構九州沖縄農業研究センター)。
1984年に品種登録されています。
後継には『あまおう』があります。
『とよのか』は、その美味しさから、1980年後半から90年代には東の「女峰」、西の「とよのか」と呼ばれ、東西を2分する品種でした。
2000年になって『あまおう』が登場すると品種の切り替えが進み、『とよのか』の生産は少なくなっています。
品種名 | とよのか |
---|---|
品種登録 | 1984年 |
育成場所 | 福岡県 |
系統 | 「ひみこ」「はるのか」 |
『とよのか』の主な産地はどこ?
『とよのか』の現在の主な産地は熊本県です。
以前は、福岡、佐賀などでも生産されていましたが、『あまおう』『さがほのか』の登場により、現在は熊本県が主な産地となっています。
『とよのか』の旬はいつ? 12月〜3月頃!
『とよのか』はは11月~5月に店頭に並びます。
12月〜3月が旬となります。
『とよのか』のおすすめの食べ方。そのままが一番!
酸味と甘みのバランスがいいので、そのままが美味しいです。『あまおう』より酸味がしっかりしているので、練乳やチョコレートをつけるのも美味しい食べ方。
実がやわらかく果汁が多いので、スプーンでつぶして牛乳を入れる苺ミルクなどもおすすめ。
90年代に西日本で一番生産された苺『とよのか(豊の香)』
味わってみては。
今日も美味しいイチゴを食べてパラダイス!